今週のお題「鍋」
寒い日には鍋ということで、学生時代は友人の家で鍋をつついたものだが、男同士でつつく時の虚しさたるやなかった。「はぁ~?なんでコンナむさ苦しい厨房んときは顔にニキビできまくってたであろう不衛生な♂どもと間接キスよろしこツツイテんだ」と。本当なら、○○ちゃんのツツイタ大根の近くをツツイテ、少しでも多くの○○ちゃんの唾液と大根を摂取したいというのに。
あーっ!今回も冒頭が気持ち悪い感じになっちゃった!気持ち悪い。芦田マナーちゃんの脛毛を主食にしたいとさけぶホームレスくらい気持ち悪いし汚い。
でもね、エログロから、全ての芸術は生まれるらしいですよ。三島ユッキーがいってました。
だとすると、私が小学生に教訓垂れてやった蝉の話も悪くないのかもしれない。学生時代の塾講師の時のことだ。
鍋なんか不要な真夏の京都のある日、私は受験生の小学6年生を啓発したくなった。上から目線で道徳を説いてやりたくなかった。ドラゴン桜をBOOK・OFFで爆買いした影響やったと思う。とにかくガキ相手にマウンティングしたくなったのだ。
だから、蝉の話をしてやった。
「お前ら、蝉の真似するなよ。どういうことか分からんと思うから説明するね。蝉ってさぁ、死ぬときに白い腹見せてひっくり返るよね?」
全体を見渡す。教室にいるガキどもの何割かは、うんうんと頷く。「僕(わたし)は蝉とかちゃんと見てるよ」なぁんて同意の声が滲み出てる表情で‥。、かー!かわいい!トイレットペーパーを濡らしてなげつけてやりたい!
そして、そこから疑問を問いかける。
「でもさ、その死んでると思ってた白い腹見せた蝉が、生きてたって経験したことある人いない?夜道とかでつい足がぶつかったときにさ、急に飛び上がる蝉いるじゃん? お前、生きてたのか!ってビックリするよね。でもそんな蝉も、スゲェ勢いで飛んぶけどさぁ、またすぐに地面に落ちて白い腹みせるんだよね」
この発言に、「そうそう!」と嬉しそうに頷くガキがいる。自分だけの発見と思ってたこともしくは言語化できなかった経験を、言語化してもらって嬉しくてたらん模様‥。
そこでガキ達を突き放す。
「お前らも蝉みたいな生き方してんじゃないの?まだ終わりじゃないのに、余力のこしたまま腹みせてひっくり返ってんじゃないの?」
さらに宣い続ける。あー、上から目線って本当に気持ち良いと思いながら‥
「でさぁ、やる気なくしてるときに、誰か大人に怒られてチョッと飛びあがって頑張るけど直ぐダメだぁと白い腹みせて降参する。蝉みたいな奴いるでしょ?自分は人間じゃなくて蝉かもって人いるでしょ?」
まぁ、ここまで演説すると、教室は静まり帰ります。しらけるわけですね。
だから、ここで一工夫。ボケてやるわけです。
「先生が言いたかったのは、蝉の真似するなってこと。ところでさぁ○○ちゃん、食パンのさぁ白い部分じゃかくて周りの部分なんて言うんだけっ?」
○○ちゃん
「みみ」
私
「なぁにぃ!ミンミン?!蝉の真似するな!」
私
「あぁ、大声だして疲れたから声整えよ。ドレ‥ファ。違うな。ド‥‥レ‥あれ?なんだっけ?○○くん?」
○○くん
「み」
私
「なぁにぃ!ミンミン!?蝉の真似するな!」
的なボケをひたすら繰り返すと、小学生と厨房ともに笑います。厨房にボケる場合は、「明」王朝を答えさせる問題だすと、ブヒブヒ笑ってくれますよー!
このアイディアに、著作権ありません。ガキと接する仕事をしてるかたで面白いと思った方は、ご自由にお使いください。アレンジなどして、もっと面白いアイディアもドンドン産んでください。僕もそこから刺激をうけ学んで、そこから僕も新たなものを産みます。産みまくります。アイディアの産む産まんに性別は無関係!一億総火の玉で、出産しましょー!